2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ロシア紅茶の謎』(有栖川有栖)感想

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)作者: 有栖川有栖,近藤史恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/07/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (71件) を見る 『月光ゲーム』の印象が最悪なせいで、私はあまり有栖川有栖が好きではない。…

『裏返った』作品の評価法

「映画だろうが漫画だろうがゲームだろうが何でも良い。鈴藤くん、君がある作品集団に対して、例えば10点満点で採点していくとする。この方法の問題点が判るかね」 「はい。ジャンプ連載陣を例にとりましょう。まずハンターハンター、スティール・ボール・…

事実をほぼありのままに書いてみる

『明日付けで故郷である長野に旅立つ同志・サノの壮行会を執り行う。作戦内容はただ一つ、《肉を食らう》。開始時刻は本日1830(ヒトハチサンマル)。諸君の活躍を期待する。以上』 というメールが来たので、集合場所である某駅に向かう。卒業式の前日、…

『ファウストVol.2』感想

ファウストvol2 (講談社 Mook)作者: 乙一,滝本竜彦,佐藤友哉,西尾維新,菅野ひろゆき,東浩紀,小畑健,D.K,鬼頭莫宏,西村キヌ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/03/19メディア: ムック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (25件) を見る 今頃になっ…

白い巨塔とタクティクスオウガに見る『対立する親友』構造

「前々から言おうと思ってたんだがね、鈴藤くんよ」「はい」「白い巨塔はタクティクスオウガだと思うんだよ」「はい?」「タクティクスオウガ。君もかなりやり込んでたろう。死者の宮殿三周する程に」「四周ですよ。しかも途中で複数回データ飛びましたし」…

『ごっちゃんです!!』を褒め称える(前回の続き)

確かに、『ごっちゃんです!!』は色々と不安要素を抱えた作品であった。 今時テーマが相撲、「ごっちゃんです」としか喋らない主人公、カチの気持ち悪い背毛、等々挙げたらキリがない。そもそもつの丸作品は常に絵柄でビハインドを負わされている。 しかしし…

三月期ジャンプ打ち切りレース顛末

週刊少年ジャンプの構造改革は三つの打ち切り(及びごく稀な円満終了)と三つの新連載を以って基本とする。ある一つの作品が打ち切られることは、同時に次週・次々週において更に二つの生贄が求められていることを示すものであり、避けることはできない。ジ…

始まるよ。

「いや、はてな相当素晴らしいっぽい。何が素晴らしいって、まあ色々あるけど、一つ例を挙げるならば検索引っかかる率の高さ。某有名検索エンジンで《フェイトステイナイト》キーワードであんな上に来たときは流石に笑ったよ……。って、なに。まさかお前、日…