2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

二月の読書数

まだ感想書いてないけど、シオドア・スタージョン『一角獣・多角獣』と東野圭吾『容疑者Xの献身』も読んだので、今月の読書数は十六冊。このペースを保てれば年二百冊とかいけるんだろうけど、まあそれは無理だろうな。畜生、働きたくねえー。

東野圭吾『容疑者Xの献身』読了。

容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (974件) を見る 皆さんご存知、2006年版このミス・本ミス二冠王。プラス直木賞。ミステリとしては一級、純愛ドラマ…

『ワンダと巨像』プレイ中。ゲームにて木の実を食えなくされること。

『ワンダと巨像』プレイ中。そろそろ大詰め。とにかく巨像がでかい・怖い・格好良いとか、おうまさんが超可愛いとか、語るべきことは色々あるのだけど、とりあえず今日のところは木の実について話しておきたいと思う。(ああ、先に白状しておくけど、『ワン…

藤原京『陰陽師は式神を使わない』読了。

陰陽師は式神を使わない (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 藤原京,藤城陽出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (36件) を見る 背景説明: 邪眼シリーズ第五作『霊視』(感想→id:rindoh-r…

倉知淳『星降り山荘の殺人』読了。

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)作者: 倉知淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/08/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 31回この商品を含むブログ (91件) を見る 絵に描いたような新本格ミステリ。今どき本格なんてパロディとしてしか存在し得ない、とい…

佐藤友哉『クリスマス・テロル』読了。

クリスマス・テロル invisible×inventor (講談社ノベルス)作者: 佐藤友哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/08/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 335回この商品を含むブログ (104件) を見る 壁本*1率の高さには定評のあるユヤタンですが、その中でも…

特殊な味付けを施して 煮込むこと七日七晩!!(ゴシカァン)

『ドーピングコンソメスープのうた』 ちょっと凄すぎたので紹介しておく。『魔人探偵脳噛ネウロ』を一躍有名にした至郎田シェフのDCS、そのテーマソング。カンコン2なるイベントの出展作品ですが、ネウロの異常性を改めて、素直に思い返せるあたり、良い感想…

乙一『暗いところで待ち合わせ』読了。

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2002/04/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 337回この商品を含むブログ (439件) を見る 目の見えない女性の家に警察に追われる男が忍び込み、勝手に隠れ住んでしまう話。…

我孫子武丸『少年たちの四季』読了。

少年たちの四季 (集英社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/02/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (18件) を見る 連作短編集。雑誌『ジャンプノベル』(今はもうない)に掲載されたジュヴナイル・ミステリを四編収録している。こ…

いとうせいこう/みうらじゅん『見仏記』読了。

見仏記 (角川文庫)作者: いとうせいこう,みうらじゅん出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1997/06/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (149件) を見る いとうせいこうとみうらじゅんが日本各地の仏像を観て回る、ただそれだけの御…

数寄とか機雷とか

別にベストセラー作家が嫌いなわけじゃあないですよ。京極夏彦は好きです。森博嗣は大好きです。有栖川有栖は苦手です。宮部みゆきは嫌いです。

森博嗣『臨機応答・変問自在』読了。

―森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在 (集英社新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/04/17メディア: 新書購入: 8人 クリック: 48回この商品を含むブログ (101件) を見る 屈辱的だが、森博嗣版『生協の白石さん』と言うのが一番通じや…

いとうせいこう『ノーライフキング』読了。

ノーライフキング (新潮文庫)作者: いとうせいこう出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1991/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (42件) を見る キーワード:1987年、小学四年生、ファミコン(作中では『ディス・コン』)、デマ。 デ…

何度でも言うぜ

『博士の愛した数式 感想文』とかの検索ワードで人に来てもらえると本当に嬉しいですね。次に「数学苦手な人にこそ云々」とか「数学の持つ美しさが私にもかんぬん」とか言った奴を、僕は殴る! 『博士の愛した数式』感想文(id:rindoh-r:20040730)

森博嗣『τになるまで待って』読了。

τになるまで待って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (259件) を見る いわゆる『館もの』のお約束をガン無視して直進し続ける森先生。結果、我々が最後に目にした…

倉阪鬼一郎『大鬼神――平成陰陽師 国防指令』読了。

大鬼神―平成陰陽師国防指令 (ノン・ノベル)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2004/05メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 善き倉阪鬼一郎読みであれば、神亀村出身の大関『大神亀(だいしんき)』が登場した時点…

ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』読了。

星を継ぐもの (創元SF文庫)作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1980/05/23メディア: 文庫購入: 207人 クリック: 2,160回この商品を含むブログ (481件) を見る 掲示板でお薦め頂いた作品。ハードSFとミステリの融合との…

我孫子武丸『人形は遠足で推理する』読了。

人形は遠足で推理する (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/07メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (13件) を見る 今さら読了、人形シリーズの第二作。我孫子作品は『8の殺人』から『小説たけまる増刊号』に至…

古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』読了。

ベルカ、吠えないのか?作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/04/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 190回この商品を含むブログ (382件) を見る 『二十世紀は戦争の世紀である』(大前提) 『戦争といえば軍用犬である』(小前提) →…

今週のザ・ニュー・バキ(10号)

「蟻さんは自分の十倍も重いエサを巣まで運べる力持ち」 「もしも蟻さんが人間と同じ大きさだったら数百キロの荷物を軽々と」 みたいな言説がスケール効果*1を無視したたわ言である、なんてことは知識階級たる皆さんのことですから当然ご存知でありましょう…

森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』読了。

ダウン・ツ・ヘヴン―Down to Heaven作者: 森博嗣出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 24回この商品を含むブログ (300件) を見る 「ようやく少し話が動き出したような」「決してそうでもないような」。 語るに…