2007-01-01から1年間の記事一覧

西尾維新『刀語 第一話 絶刀・鉋』読了

刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/10メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 103回この商品を含むブログ (261件) を見る 凄まじき「可もなく不可もなく」感。たとえるなら「それなりに絵も巧いしこな…

ドクトル・アンゲリクス(天使的博士)と言われたこの桃井がよ

日々脳裏に浮かぶ意味なしフレーズを皆さんはどのように処理しておいでなのだろうか。……なのであろうか。

MORI LOG 二題

森博嗣のブログ関連で二つばかし。■森先生があと15作で引退の件 ブログは来年の12月で予定どおり終了し、以後は、近況などは発表せず、できるかぎり表に出ないことにする。どんどん仕事を減らし(連載をやめ、取材も受けない)、人知れず静かに消えていきた…

特に理由はない 神の子が強いのは当たりまえ

久しぶりに自室で一日ごろごろできたので日記を書く。「何もしなかった日」にこそ日記が書けるとは何たる逆説。 「久しぶりに〜」などというと遠まわしなリア充宣言のように見えなくもないな。がしかし、僕にとっての最近のリアルとは友人宅に四人集まって『…

SBRラジオ詳細決定

予定通り、今夜(12/14)22:00開始です。詳細については黒鈴さんのサイトのこちらをご覧ください。 まあ、例によってリンドウさんは借りてきた猫、記憶を失ったテニスプレイヤーのように大人しくしている目算が大ですが、他の参加者が強者揃いなので何も心配は…

【告知】生きてます、そしてネットラジオに出ます

私が生きてます、ということに関してはこの文章が書かれ確かにここにアップされているということでもって既に証明されている・もしくはどうあっても証明することができないのでこれ以上特に言うことはない。言うべきなのはネットラジオに出ますの方であろう…

【ヘメロス】双児響転【ソニード】

双児なのに“最大で5体”とはいかに。

今週のP2!(STEP56 『決着』)

P2!はわりと好きなんですけど、多用されるイメージ映像がたまに激ダサなのと*1、アキラちゃんの発狂した私服センスがアレ。なんだその帽子。 あと眞白くんが主人公くんを名前で呼ぶようになってますね。いつから? *1:一番マズかったのがプール修行の回で、…

今週のHUNTER×HUNTER(No.266 『万が一』)

なんでキルアはゼノじいちゃんの技を知ってるの? 家を出るまで念のネの字も知らなかったくせに

今週のHUNTER×HUNTER・2

考えられる仮説としてはとりあえずこうだ。『幼少の折、キルアはゼノじいちゃんとシルバあたりが組み手をするのを見学していた。その際、じいちゃんが突如「ドラゴンダイヴ」などと叫ぶやキルアは“なんだかわからないがものすごくイヤな感じ”を受けたのち地…

今週のHUNTER×HUNTER・3

基本的に技名を叫ばない世界なので没。

「科学的に正しい差別」に対抗するのは科学の仕事ではない

最近ちょいと話題になってたこの件について。 Watson氏は、「アフリカの可能性について根本的に悲観的だ」、というのも、「われわれの社会政策は、彼らの知能がわれわれと同じだということに基づいている――だが、実験結果はすべて、それを肯定していない」か…

ちなみに腕力ミステリの王様は島田荘司 / 三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』

凶鳥の如き忌むもの (講談社ノベルス)作者: 三津田信三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/06メディア: 新書購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (66件) を見る 傑作首切りミステリ『首無の如き祟るもの』(感想:http://d.hatena.ne.jp/rind…

京都はずるいので ずるいのはいけないと思います / 万城目学『鴨川ホルモー』読了

鴨川ホルモー作者: 万城目学出版社/メーカー: 産業編集センター発売日: 2006/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 334回この商品を含むブログ (450件) を見る 京都で学生でマジックリアリズム、な時点で森見……! 森見登美彦……!! という脳内アラート…

『好き』は信用できない / 古橋秀之先生のエッセイからは遠く離れて

この世には、「面白いけどなんか好きになれない作品」と「つまらないけどなぜかすごい好きな作品」がある。これはどちらが偉いのか。 この問題を考えるためには「好き」について考えなくてはならない。 好きという感情はたいがい歪んでいるので曲者である。…

倉阪鬼一郎『42.195』読了

42.195 (カッパノベルス)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/07/21メディア: 新書 クリック: 7回この商品を含むブログ (13件) を見る 東京グローバル・マラソンで2時間12分を切れ。 さもないと息子を殺す。 会社の人間には絶対にもらすな…

詭道も道なり / 古橋秀之のエッセイを読んだ

集英社スーパーダッシュ文庫のサイトで作家のリレーエッセイを連載しているのだが、我らが古橋先生の回が熱い。 「自分は新しいことを考えないで、相手にはびっくりしてもらう」ためにメタなパターン崩しだの安易なキャラ殺しだのをやってたのだとしたら、そ…

三津田信三『首無の如き祟るもの』読了

本読みという生き方を続けているとたまにこう、「表紙見ただけで傑作と確信」という瞬間が訪れることがあります。所詮は根拠レスな思い込みであり、その的中率は決して高くはないのですけど、今回はこれが見事に当たってくれました。こいつは大変面白い。最…

今週のHUNTER×HUNTER(No.262 『突入2』)

最後に写ってるフラッタさん(トンボの人)は当然ながら「イカルゴがかぶってる」てことなんでしょうけれど、そうなるとではどの段階でフラッタさんにトドメをさしたのか、ってことが気になってくるな。ノヴさんがボコった時点ではフラッタさんは生きていた…

物理的に○○

気持ち悪いといえば昔、「物理的に気持ち悪い」と言ってトイレに駆け込んでいった奴がいた。思い出である。 ──『メドドダマ - はてなの階段上る』より 「物理的に〜」という表現が(自分が発したものであれ他者が発したものであれ)コミュニケーション・ブレ…

この食事が終わったらオレ、ピロウズのライブに行くんだ

労働を始めて最初に犠牲になったのが音楽関連の趣味であったが(いや、「犠牲になった」というのは言い方が違うな。自分で選んで犠牲にしたのだ。これも優先順位だ)、the pillowsはまだぎりぎりで引っかかっている。あとキリンジか。 しかしなー、今日行っ…

もちろん買いました。ノヴさんのことばっか。

HUNTER X HUNTER24 (ジャンプコミックス)作者: 冨樫義博出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/10/04メディア: コミック購入: 7人 クリック: 105回この商品を含むブログ (300件) を見る こころの折れたノヴさんが鈴木先生みたく見えました。 ノヴさんの暗殺技…

ドラマネギまを観るので今日は全霊を使い果たした

本編22分を観切るのに計1時間近くを要しました。合間に細かく休憩取ったので。 「「ハ…ハ…ハクショーン!」→パンチラ」が第一の山場。漫画でも、「赤松先生だから仕方ない」の境地に達していないと、いや達していても辛いというのに……。 でもこの子はエヴァ…

高度に発達した現実は悪夢と見分けがつかない、というか現実のがよっぽど悪夢 / 今週のテニスの王子様(Genius 360 『不二周助VS手塚国光』)

前回、乾先輩の見た悪夢に関してこのようなコメントを放ったわたくしですが。 ほら基本的にテニスって、『悪夢』っつったら毎回悪夢みたいな話じゃないですか。 さっそく来ました。過去最高レベルの悪夢です。私見では『焼肉の王子様』に匹敵する。 今週のあ…

またも仲良し敵対者構造 / 奈須きのこ『空の境界(上)』読了

空の境界 上 (講談社ノベルス)作者: 奈須きのこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06/08メディア: 新書購入: 5人 クリック: 81回この商品を含むブログ (535件) を見る だ、だめだ……。おれ、奈須先生の御本は、やっぱり、だめだ──。 何度言ったかわかりま…

表示モードを『日記モード』→『日記モード・見出し別』に変えたらはて☆すたが消えた

被ブックマーク数も。むむむ。ままならないもんじゃぜぃ……。

「小学校の頃が一番楽しかった」などと言う輩とは僕は友達になれない / ウィリアム・ゴールディング『蝿の王』読了

蠅の王 (新潮文庫)作者: ウィリアム・ゴールディング,William Golding,平井正穂出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/03/30メディア: 文庫購入: 37人 クリック: 711回この商品を含むブログ (161件) を見る 内容を一言で説明するならば「十五少年漂流記・残酷…

樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』読了

ジャン=ジャックの自意識の場合作者: 樺山三英出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2007/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 299回この商品を含むブログ (48件) を見る にぎゃー、さっぱりついて行けなかった。幻想小説技能がレベル2くらいは必要。この分…

ガンダム(ぽいもの)に乗って学ぶ仕事論 / 森博嗣『ZOKUDAM』読了

ZOKUDAM作者: 森博嗣出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (59件) を見る まさかの続編、Zシリーズ第二弾。今度は本当にガンダム(ぽいもの)に乗って戦います。との言い様はいささか精確さを欠きま…

夢オチが僕らにもたらしたもの / 今週のテニスの王子様(Genius 359 『悪夢』)

オ、オフビートすぎる……なんだこの展開……! まったく、どう表現したらいいんですかねこの落ち着かなさ。足場がぐらんぐらん揺れてる感じ。ほら基本的にテニスって、『悪夢』っつったら毎回悪夢みたいな話じゃないですか。その中で今回、乾先輩は本物の悪夢を…