氷菓 第11話『愚者のエンドロール』

 観た。
 いわゆる「名探偵のろくでもなさを指摘する」系の作品として、非常によくできた構造を作り上げているな、と感心する反面、「なんで文化祭の演劇程度でみんなここまで深刻になってるの? 脚本の子死んだの?」と登場人物の反応の大袈裟さにいちいち鼻白んでしまうという、評価に困るお話であった(氷菓だけに)。
 まあここらへんはアニメでやるにあたって演出が過剰になってる面もあるのかなーと想像するので、あれこれ言うまえにちゃんと原作読もう。

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

 ところで、米澤穂信のこのあたりの作品に触れると毎回毎回『密閉教室』を連想してしまうのだけど、密閉教室の初出ってもう24年もまえだよ。おじいちゃんか俺は。
密閉教室 (講談社文庫)

密閉教室 (講談社文庫)