さて、取りあえず今週のジャンプ。そこ、今さらとか言わない。
 最大のトピックスは切原赤也の念能力でもなければクリード様のラズロ変身(トライガン)でもなく、武装錬金の掲載順です。お、終わる? 終わるのか!? デス・マーチはもう通り過ぎたんじゃないのか──!?
 ◆テニスの王子様
 仁王・柳生の入れ替えトリックあたりから何かおかしい、許斐剛はまた新たな方向性を見出そうとしているのでは、と感じていたのですが、道の先に待っていたのはかくも懐かしい、キャプテン翼を彷彿させる「少年漫画」でした。緋の眼になったことでオーラの絶対量が上昇したのでしょう。そろそろ「ネットを突き破ってネットイン」とかしても良い頃合だと思います。
 ◆シャーマンキング
 最終章突入。もうすぐ終わってしまうのか……。丑の刻参ラー輝子といい、恐山ルヴォワールといい、瞬間最大風速では現連載陣最強の漫画だと思っているので、何とも切ないです。
 ◆未確認少年ゲドー
 ヒロインの体操服がブルマではなく短パンだったことに岡野剛先生の静かな決意を感じとることはできまいか。「俺はもう、エロ漫画は描かないって決めたんだ──」。ブルマー女史も草葉の陰で泣いています。
 ◆武装錬金
 いや、ホント誰かあの俗説を破ってくれませんかね。掲載順は人気の順であるとか、突然順番が下がるのは死のサインであるとか……。何年か掲載順の統計とってその間の打ち切り作品と照らし合わせるとかすればすぐに明らかになると思うので、やってみると良いです。誰か。
 それにしてもスティール・ボール・ランの抜けた穴は大きい。あれだけ読み応えのある、気合を入れて読むこと推奨な作品が一つあるのとないのとでは雑誌全体のボリューム感が大分違います。読み応え、といえばミスターフルスイングの読み応えは尋常ではありませんが、この場合誉め言葉ではないです。ネーム多すぎなんだよ畜生め。