アストロ度
アイシールド21もアニメ化とのこと。これで現連載作品のうち、実に八作品がアニメ化していることになる。約40%……! 新作、打ち切り予備軍等を除いていけば、むしろアニメ化してない方が少数派である。アニメ化には最低50話くらいのストックが必要、アニメ化すれば人気も上昇、人気がある限り連載続行、と考えればジャンプ漫画の全体的な超長編化志向も頷けるというもの。だからどうだということもありませんが。んじゃぼちぼち。
<週刊少年ジャンプ2号感想>
◆ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
早くも長期シナリオ用の伏線導入。第三話でってのは相当早い。恐らく、『D.Gray-man』の失敗が効いているのだ。主人公紹介のため、連載開始時にはまず一話完結系シナリオを5、6話、というのが昔ながらの基本的手法だったが、最近はそんな悠長な方法では見限られてしまう、ということだろう。戦闘シーン、試合シーンも短くなる傾向にある。
◆テニスの王子様
ええ! 大石出られないの!? 黄金ペアは! オーストラリアン・フォーメーションは!?
て、ああそうか。どうせ河村のタカさんが波動球の使いすぎでリタイヤするから……。
◆武装錬金
『核金直接破壊!』ってあれ、戦部も核金体内にあるんだっけ? 読み流してしまったかな……。どちらにせよ、アオリで解説いれるなと。
◆Mr.FULLSWING
『死装束を着こんでバッターボックス』『一回打つと失明』
気の迷いかもしれないが、面白い。というかそうか、蛇神先輩だけ面白いのか。彼の周囲だけ異常にアストロ度(注1)が高いというか。それに比べ見よ、後続の牛尾先輩の適当ぶりを。
◆ピューと吹く!ジャガー
今さら言うまでもないけど、ジャガーさんは超越変人キャラと小市民キャラの両方行けるから偉いよね。芸が広い。マサルや武士沢にはなかった強みだ。
が、夢オチそろそろ良くない。
(注1)
『アストロ球団』(注2)以降、スポーツ漫画でしばしば見られるトンデモ化の強さを示す指標。
(注2)
バッターボックスに入る前に切腹することでお馴染みの古典野球漫画。