当たるも八卦・占い全般、当たるが順当・性格診断

 ところで、星、手相、動物、カバラ、その他諸々の占いと、先日紹介した適職診断エゴグラムキャラミル研究所といった性格診断ものとは、一見するとほんの少しだけ似ているが、その実全く非なるものである。前者に根拠はなく、当たるも当たらぬも八卦八卦であるが、後者には根拠がある――というか五十もの質問に本人が答え、診断結果の当否をこれまた本人が判断するのだから、こちらは当たるがほぼ当然だ。混同してはならない。占いを性格診断のように真に受けるは愚かだが、性格診断を占いのように軽んずるもまた愚か風味である。
 血液型性格診断なるものの跳梁を許している要因の一つに、この混同があるのではないかと思う。占いのくせに性格診断のような顔をし、批判されれば占いにそんな目くじら立てなくとも、と逃げる。なんてコウモリ野郎なんだ。