僕は四畳半の神になる
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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先に読んだ友人が『太陽の塔』(前作。感想→id:rindoh-r:20050819)とまったく同じ話だよー、と言っていたのを話六割で聞き流していたら本当に同じ話であった。いや、色々と物語らしくするための工夫はされてるんだけどね、結局キモは同じというか。水尾さんと明石さんの違いはなんだー。
でもね、良いんです。僕は彼の文章、それ自体のファンだから。無駄に格調高い文体で、然るに淡々と、出口のない四畳半さながらの大学生活を描き出していく。京都にしばらく住んでみたくなるね。夏場はごめんだけど。
評価:【B+】