浅暮三文『10センチの空』読了。
- 作者: 浅暮三文
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: 単行本
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平々凡々とした人生を送る川原敏也だが、一つだけ、実に一つだけ他人にはないものがある。彼は空を飛べるのだ。ただし、誰も見てない間だけ、地面から10センチの高さまで、という制限つき。押入れの上の段を整理するときには便利かもしれない。……こんな特技、履歴書に書けるか? つか何の役に立つんだこれ?」
とまあそんな話なのだが、このあらすじだけ聞いて、中身を色々想像してる間が一番楽しかった。読んでみたら、なんというか爽やかすぎるし素直すぎる。サイコドクター風野春樹さんがここで、『誰か芸能人(柴咲コウあたりとか)がほめれば、瞬く間にベストセラーになりそうなタイプの話』と書いてらっしゃるのだけど、これぞ的を射る言葉。ダメダメでした。残念すぎる。
評価:【C+】