森博嗣『θは遊んでくれたよ』感想

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)

 新シリーズの二作目。シリーズ名は『Gシリーズ』になったらしいです。GはGreekのG説が有力ですが、まだわかりませんよ。突然イニシャルGな人が現れて探偵役交代とかもありえます。それくらい海月くんに物語的な存在価値がありません。とゆか海月くん、途中で死ぬんじゃないかな。真賀田四季に勧誘されて行方不明とか。犀川先生のスペアですよ。ありうる。十分ありうる。
 で、感想ですが。二言でいうならば、
 「保呂草出せば萌えると思いやがって!」
 「まあ、萌えるけどね!」
 ということになりましょう。 禁じ手ですよ、これは。『四季』でそういうのは全て清算したと思ってたのに……。森川素直くんとかならまだしも。ねえ。
 あと、犀川と萌絵も活躍しすぎです。OBが出張ると後進が育たないというのに……。犀川はもう、毎回電話で一言だけ喋るとか、そういう扱いに留めておいた方が良かったんじゃないですかね。
 
 評価:【C+】