『SAW2』観てきた。

 《誰が呼んだか知らないが 言われてみれば確かに納得『CUBE』meets『セブン』》こと『SAW』の続編。ちなみに『SAW』の感想はこちら→(id:rindoh-r:20041208)。あれからもう一年経ってるのか……そう思うと心底怯える。「この一年、お前は一体何をしてきたというのだ」(答え:就活)。
 さておき。
 まあまあ面白いけど前作ほどではない、やっぱり前作の衝撃に比べるとねえ、などと言う人の数は全国で一万人は下らないと思うのだが、と勝手に仮想敵を作って話を始める話法に呼び名がほしいところであるが、僕としては、構成が微妙で話が断絶してしまっていた前作よりも、今作のがよくできてると感じた次第。閉じ込められる人数が二人→八人と四倍加したのもマル。怖さよりも痛さを観せる、というのがこのシリーズの特性なので、人が多いほうが楽しいのだ(「ほら、二人の人間からは腕が四本、足が四本しか取れないだろう? それが八人だと……」「計三十二本です、サー!」)。
 しかし相変わらず、ゲームになってない『ゲーム』(勝利条件が適当)が多い。ジグソウさんはゲームマスターとしては厨気味だ。神経毒の効きめなんて余裕で個人差出てるし。脱出までの時間制限は2±1時間。なんじゃそらー。盛り上がらん。まあ、掴みになる情報屋さんのゲームと、クライマックスの刑事さんのゲーム、この二つにはちゃんとしたものを持ってきてくれたので、ぎりぎりで納得しとくか。
 
 評価:【B+】