ファウストvol.6を読んでないという日記

 毎日毎日、書店で『ファウストvol.6』を手に取ってるんだけど、なぜか買えないままでいる。
 嘘。なぜかっつーのは嘘。本当はわかってる。あんなおよそ書物として許されないレベルの醜悪な厚さを持った紙束、買いたいと思えるわけがない。基本的に、片手で支持できない本は本として認めないことにしてるんだ。ハードカバーも三割ほど本ではない領域(怪物領域という)に踏み込んでいる。
 せめて舞城王太郎だけでも読もう、と気持ちを奮い立たせるがやっぱり五分でギブ。こんな状態で読んだって集中できないし作品に対して失礼だよ、という言い訳を思いついた。大人しく短編集に落ちるのを待とう(落ちるのか?)。
 結局佐藤友哉滝本竜彦の人生相談だけ読む。他はもう対談すら読めない。この雑誌の身内を身内で褒め合う感じというか、自作自演で大ごとにしてる感じというかにはもう辟易なんだよなー。コロシアムと言うわりに控え室ばかり見せられてる気分だぜ。
 『文芸塾』参加者に連絡行くのは一月末か。二次募集の時に出してたあいつらにお呼びはかかるのかな。かかると良いな。