週刊少年ジャンプ28号感想

 やっぱりこれをやらないと復活した気がしないというか。スーツで立ち読みすることくらいとっくの昔に慣れましたよ。
 ◆テニスの王子様
「出た! 橘さんの『あばれ球』!! 無我に至った獅子楽エース… こいつで半殺しにしたのは有名な話だぜ!」
 橘格好良いよ橘。会社の昼休みに五回は読み返してしまいました。
 「橘さん!」(おうよ!)(このまま負ける訳にはいかねぇよな!!)から始まる怒涛の七ページ。あのフュージョンのようなポーズからどこをどう動かせばあばれ球のフォームに繋がるのかとか、「桔平ー!」と叫び動揺しながらもちゃんとキラキラしてる千歳さんとか、というかあばれ球を予測できてなかったのなら才気煥発の極みって勝利に関しては何ら貢献してないんじゃないのとか色々あったけど、橘の男前っぷりを見てしまえば他の全てが霞むのです。いや、良い試合だった。他校の消化試合としては破格の扱いだった。金色の橘、これにてリタイヤ。
 さて、団体戦の勝敗は決したし、不動峰の残りメンバーはというと「トップスピンをかけるのが巧い人」とか「前衛をマークするのが得意な人」とかなのでもう試合が描かれるかどうかすら疑問ですが、万一ということもあるので、今のうちに毒手の白石の能力予想をしておきたい(万一のこと:不動峰残りメンバーもまた橘の見せた猛獣のようなオーラに目覚め奈良や白石と互角に戦う)。
 現在のところの僕の予想はこれ。「白石蔵ノ介も百錬自得の極みを使える」「使えるが現在は封印している」。幼少の頃から百錬自得を使い続けた白石、その左腕は自身の激しいオーラに蝕まれ、今はもうボロボロなんだ……!

──試合中 左腕にラケットを持ち替えおもむろに包帯を解き始める白石
──その下から現れる漆黒に染まった肌
 
「なんだあの腕は!?」
「本当に毒手だとでもいうのかよ バカな偶然だ!」
 
「これが──百錬自得を使いすぎたモンの末路や、手塚」
 
「あ、あの腕の色は……」
「知ってるのか千歳?」
「大学病院で見たことがある。長時間、それも習慣的にオーラに晒され続けた人体に現れる症状……細胞が壊死しているんだ。そんな状態で百錬自得を使うなど文字通りの自殺行為……。死ぬぞ、白石……!」
 
(ワイはもう一度百錬自得を使う。使うてみせる)
(そんときこの腕は、呪われた毒手から──四天宝寺を優勝に導く“栄光の手”に変わるんや)
 
──白石の左腕に暗い、暗黒のオーラが収束する……
 
『ドンドンドドドン 四天宝寺ッ!』

 結局テニスのことしか書いてないぜ。NARUTOエム×ゼロにも言ってやりたいことがあったのにー。