mixi上等

 世の中には、mixiをはじめとするSNSのたぐいを毛嫌いするひとがいる。あれはなんなのだろう。本人がmixiを使わないのは勝手だが、ウェブログに書くことのほうがmixiに書くより上等だと思われるのは遺憾だ。
 たぶん、「ネットに上げた記事は世界に対してひらかれているべき」という既成概念があるのだろう。しかし、mixiを利用することは、ネットに公開しておいて「無断リンク禁止」とか言うよりスマートなやりかただとぼくは思う。
 『Something Orange』より

 いやいやいやいや! 「無断リンク禁止」などという誰がどう見てもアレな言説と比較して「それよりはスマート」などと言われても! なんのフォローにもなってないですよ。
 僕としましては、「〜べき」というより「そうしてくれたほうが嬉しい」って感じです。ウェブログと同じ程度に上等な文章がmixiにもある、ここまでが正しかったとして、そこでなぜわざわざ読みにくくしてくれるのか。読みにくくする(不特定多数に読まれにくくする)ことがmixiの基本的機能だとして、そうすることで何か上がる価値があるという判断なのか。もし文章の価値を上げんと欲すればまず蓋をすべしとかそういうことなのか。そうなのか。