週刊少年ジャンプ36・37号感想
村雨くんが終わっちゃうー。やーめーてー。
◆アイシールド21
毎回毎回、読者がアメフトルールをよく知らないことを当て込んだ『騙し』を仕掛けてくるこの漫画でありますが、今回は一応フェアと見て良いのでしょうか。時計の止まる/止まらないについてのルールは先々週あたりにちゃんと説明してあったわけだし。……いや、やっぱりフェアじゃない! ズルい! わかるかそんなこと!
でも面白いからいいや。ヒル魔のいないデビルバッツを想像して一週間肝を冷やしたぜー。
◆ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
明らかに『学校の怪談』形式の方が面白い。思えば読み切りは結構好きだったなあ。いじめられっこに優しくしてあげたらストーカーになっちゃった、みたいな話。
今回は今回で善意から始めた行為がいつの間にか妄執になっている、というような話です。怖いね。
◆OVER TIME
それにしても安いタイトルだなこれは……。『○○の○○(どちらかに主人公の名前)』系タイトルも大概安いが、それをも超える味気なさ。かといって『ウサギとカメとストライク』もなかなかどうしようもなかったので、既に若干センスを疑われている。マイナスからのスタート。
今のところまんま『ヒカルの碁』というか、今後も確実に『ヒカルの碁』展開だと思われるわけだけども、題材が野球であるだけに、多少の拡張は期待できる。鷹の人と主人公くんの投げ分けとかね。いっそのこと利き手が逆だったりしたら面白かったかも。
◆リボーン
時雨蒼燕流、まさか水がないと戦えないのではあるまいな?
◆エム×ゼロ
ロッキー・ホラー・ショウってのはこれのことね。僕はサントラも持ってるよ。結婚式場でのメガネくんの踊りもマスターしてる。
◆みえるひと
危なかった。このままわけのわからぬ試合形式(敵側にメリットが全くない)が続くとしたら相当マズい感じだったけど、そこはしっかり回避してきた。岩代俊明さんの名前はそろそろ覚えてあげても良いかもしれない。要所要所で非凡なセンスを見せてくれる。
敵は試合の取り決めを守る気なんかさらさらなく(そうだよね、守る理由も義理もないもんね)、いつでも卓袱台を返す気でいたが、主人公チームもまたそのことは重々承知の上で、敵が様子を見ている間に先に卓袱台を返す気でいた、と。素晴らしいね。NARUTOとBLEACHの両作者は岩代先生の爪の垢を分けてもらうと良いよ。お盆休みの間に。
◆謎の村雨くん
クーナーイーがー割ーれーたー。
ここにきて主人公くんのメインウェポンでありかつ主人公くんと同じ名を持つ『クナイ』が砕けたことの象徴する意味が伝わりすぎて泣ける。終わるー。終わっちゃうー。畜生、呪ってやる。誰を? 君をだ!
今週がまたすごい熱いだけにね、もうなんとも。