言葉おじさんトリック事例

この本の著者にとって、あきらかに「自分」と「日本」は別物なのだから、その歴史を批判したところで、自虐になるはずがないではないか。
Something Orange』より

 恥ずかしながら目ウロコです。ほんとだ、自虐じゃない! ある概念に接して引き起こされるイメージというやつは、それに付与する『名前』によって相当操作可能なものだな、と改めて実感致しました。自虐史観という名前を付けられた時点で、既に『「自分」と「日本」が自意識のなかでべったりと貼りついている』人間の土俵なわけですね。汎用性の高いトリックです。覚えて帰ると三文の得。