俺の人生の物語・第十一夜

 仕事用でない普通のトート・バッグなんかは、土日しか使用せず、平日にはまったく見向きもしません。そのため、ちょうど一週間分のタイムカプセル的なものになることしばしであるわけです。
 さっき開いた愛用のそのバッグには、GW最終日に入れた物々がそのままの形で収まっており。そこから漂う“連休の残り香”に、またも居たたまれない心持ちになってしまう鈴藤くんなのでありました。連休かあ。そんなものもあったなあ。うっふう。うっふう。
 ところでトート・バッグとトート・タロットて何か関係あるの? と思った五秒後には答えが手に入っているあたり、やはりインターネットは偉大だなあと思いました。次に生まれたときもインターネットになりたいです。