武井宏之『重機人間ユンボル』購入

重機人間ユンボル (ジャンプコミックス)

重機人間ユンボル (ジャンプコミックス)

 ・「ただし出すのはこいつだ!!!」(←何故か大変好きな台詞)
 『重機人間ユンボル』の単行本を購入。しかし、全く大げさな話でなく、これまで『重機人間ユンボルがつまらない』という意見の持ち主に一人たりとて会ったことがないので、ここでわざわざその面白さを説明する必要を感じないのであった。でも10話打ち切り。
 今回読み直してて気づいたのは、まったくと言っていいほど“少年”の出てこない漫画であったのだな、ということ。主人公のバルは『身体は幼児・心は中年』だし、ニッパーは25歳無職だし、リベッタは19歳でギリアウトだし。グラップルのバイスくらいであろうか、少年と呼べそうな年齢なのは。
 やっぱりこれは、意識して避けてるんだろうなあという気がする。最終回に出てきたバル・10歳Ver.、最初からあれが主人公ならもうちょっと続いたかも、という意見をたまに聞くのだが、それではいけなかったのではないか。
 それにしても俺、バイスがすごい好きだなあ。「ねーちゃん…」の一コマだけでここまで好きになれるとは。最終回、蘇生したバイスが“ハチショベルの紋章(リベッタ直護衛の証)”を背負ってるところなんてね、もうくぅって来ますね。くぅって。