手塚ゾーン・ファントム解明その後

 承前(id:rindoh-r:20070818)。その後メール、他サイトからの言及など色々動きがありましたので、それらについて現状で考えていることを報告しておきます。

  • 指摘1:樺地は右利きですよリンドウさん
 メールにより指摘多数。これはその通りでした……凡ミスです。手許にコミックスがないからこういうことになる。
 しかしまあ、これは理論に影響するものではないのでいいでしょう。
  • 指摘2:『縦方向問題』に対する仮説が弱いのでは?
    • くるくるばたばた』さんより指摘。
    • さらにメールにて驚愕の情報。曰く、手塚vs樺地戦にて、互いにゾーン使用中であるにも関わらず「手塚の零式を樺地がネット際に出て捕球する」シーンがあるという。これはネット際の打球を回転で引き寄せることができないという傍証になるのではないか。⇒早急に確認の必要あり。
 『縦方向』に関しては、手塚は回転によって引き寄せているのではない、と考えた方が良いかもしれませんね。その方が「縦方向の回転を操れるのは不二だけ!」ということになって、話が綺麗になりますし。
 つまり、コメント欄でRattyさんが仰っていたように(id:rindoh-r:20070818#c)手塚ゾーンは回転+対戦相手の操りによって成り立っている、とするのだ。相手をムキにさせて、コーナー狙いに執着させることこそが手塚ゾーンの真の極意。
 手塚は当然のことながらこのカラクリを熟知しているので、付け焼刃の樺地ゾーンには完全に操られることはなかった……とか? いずれにせよ、メールの指摘に関しては確認してみないとなんともですね。事実ならば、結構フェイタルなものを含んでいます(理論がどうあれ、実現象としてゾーンが破られている事例になりますから)。 あっちんさんによる新説。ウィークポイントとして「バウンドした球を引き付ける」ことを前提としている点が挙げられる。つまり、ノーバウンドの球を引き付けている描写がある以上、信憑性は薄いのではないか、ということです。
 とはいえ、手塚ゾーンの本質が回転+返球種類の限定(相手の操り)にある、という点では近しい意見であるとも言えます。