Munchkin CTHULHU in 早稲田文カフェ

マンチキン クトゥルフ 日本語版

マンチキン クトゥルフ 日本語版

 The 男爵ディーノのかがみさんがマンチキンクトゥルフをやるというので仕事帰りに早稲田大学へ。漠然とサークル会館的な場所でやるのかなーと思っていたが、案内されたのは文学部付属食堂、通称文カフェであった。が、これが意外に悪くない。というか結構穴場かもしれない、大学の公共スペースというのは。この手の非電源ゲームをやる上で必ず問題になるのが会場のコスト対スペースその他問題であるが、ここに新たな選択肢が誕生したと言えよう。
 以下に僕が使う主な会場ごとの利点・欠点を比較してみる。表にするとこんな感じ。
会場 コスト スペース 確保の手間 時間の融通
友人宅 ×
公民館 ×
カラオケボックス
大学食堂
  • 友人宅はコスト\0、ほぼ時間無制限という点で無類の気安さであるが、スペースに難がある。5人プエルトリコとかになると六畳一間ではほぼ不可能である。解決策としてもっと広い部屋に住む・もしくはもっと広い部屋に住んでる人と友達になる・があるが、今のところこの方法は現実的でないとされている。
  • 公民館は安い。自治体にもよるだろうが、会議室を一日朝から晩まで借りて一人頭\500くらい。ただし予約が必須。休日に限ると一ヶ月先まで埋まってることもザラである。
  • カラオケボックスはやや高くつく、が、予約なしにそれなりのスペースを確保できるので使い勝手は良い。プレイの合間にハレ晴れユカイを踊ってテンションを高める等のオプションも選択可能である。
  • そして今回の大学食堂。コスト\0、混雑する時間帯外せばそれなりのスペースを気楽に確保できる。大学ならではのメリットとして、何をしていてもあまり奇異な目で見られないという点も強い。問題があるとすれば時間で、早稲田は夜間講義に合わせて食堂も遅くまで(22:00くらい?)営業しているが、どこの大学でもこの通りとはいくまい。
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 さておき、プレイの内容であるが。例によって、やはり今回もインスタント系呪文が重なったときの解決タイミングで問題が出た。状況を以下に述べる。
 前提:マンチキンクトゥルフには『狂信者』という状態があり、プレイヤ全員が狂信者になった場合ゲームは終了、その時点で最もレベルの高いプレイヤの勝利となる。
 状況:プレイヤAを除いて全員が狂信者、かつ私が一番レベルが高いという状況で、私の許に『指定したプレイヤが正常ならば狂信者に、狂信者ならば正常にする』というインスタント・スペルが来た。私はこれをプレイヤAに対して使用。この呪文が解決されれば全員が狂信者になったことになり、私の勝利となるが、しかしこの時、プレイヤAも全く同じ効果のカードを持っていた。プレイヤAは私の呪文に対応して同じ呪文を自分に対して使用、ゲームの決着を阻止せんとする。さてこの場合、呪文の解決順はどうなり、結果はどうなるのか?
 要するに、『全員が狂信者の場合』という判定がどのタイミングで行われるのか、に大体かかって来る。どの瞬間、ほんの一瞬でも『全員が狂信者』になったらその時点でゲームは終了するのか、それとも『解決待ち』状態の呪文がある間は(MtG風に言えばスタックに何らかの効果が乗っている間は)この判定は行われないのか? クトゥルフの方のルールブックは熟読していないので何とも言えないのだが、しかし無印マンチキンの方をやった経験から言わせてもらうと、多分この辺については詳しく書かれてないものと思われる。「ハウスルール推奨」みたいなノリだし……。
 同じことに悩んでいる人がいた。
 ・http://www.scoopsrpg.com/contents/review/rev021028_munch.html

時々、ルールは不完全である。とりわけ、カードプレイのタイミングにおいて。 マンチキンは必ずしもサクサク終わるゲームではないため、少々奇妙だ。たくさんたくさんのルールがある。あるプレイヤーの言葉は次の様である:”僕がとうとう完璧だ!と思った時、そこにはいつも別のあいまいな小さなルールが存在しているんだ。”