しかしここはまだ地獄の一丁目でしかないのだ

 「私は某さんのBLEACH感想はダサいと思う。なぜなら……」「いや、私は某さんのBLEACH感想には価値があると思う。なぜなら……」のなぜなら以降を話さないと何も始まらんというのに、「何にどんな感想を持つかは人それぞれ」だの「どんな極端な言説だろうとそれをやめるよう強要する権利は誰にもない」だの、そんな当たり前の前提事項の確認を無駄に比喩など交えつつ繰り出しあっている間に双方疲れ果ててまともに話す気がなくなっているという相変わらずのインターネット無間地獄を目の当たりにして胸が悪くなった(日記)。
 上から目線の物言いに反発する気持ちはわかるのだが、でも啓蒙活動ってのは上から目線でしか存在し得ないものだからなー。上方から来る視線のすべてを切り捨てていくと、蒙を啓かれる機会も失われるわけで。上から目線を上からに見せないトリックもあるにせよ、巡り会う師匠のすべてがそんな気を回してくれることは期待できん。