新テニスの王子様(Golden age 2,3)

 ジャンプSQは今月号もテニスが表紙! 期待されてますなー。

ジャンプ SQ. (スクエア) 2009年 05月号 [雑誌]

ジャンプ SQ. (スクエア) 2009年 05月号 [雑誌]

 私としたことが不覚にも、左下の白石を見ただけでなんか笑ってしまいました。アンニュイな表情を浮かべ頬杖をつく王子様系男子、しかしその左腕は毒手毒手て。キャラクターを特徴付ける要素として眼鏡→金持ち→皇帝、と来て毒手。やはり四天宝寺中は何かがおかしい。どこか別のステージで戦っていると思わざるを得ない。そのようなことを改めて思いしみじみとしました。初心に帰った気分です。
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 で、本編ですが、とりあえず一コマしか登場していないにも関わらずその一コマできっちり相手を磔刑に処していたクラウザーさん(中1)に今月のMVPポイントを進呈したいと思います。相変わらず過程を描かず「磔刑」という結果だけを突きつけてくるので、なんかもうキングクリムゾンでも使ってんのかという凄み、いやスゴ味がありますね。クラウザーさんがボールを打ってるところはいつになったら見られるのか。というか全国大会で赤也と試合ったときも一切ボールが出てこなかったけど、彼は本当にテニスをしているのか。他の選手たちが皆「およそテニスをしているとは思えない」「けど実際のところ一応テニスをしている」というギリギリのラインで戦っている中、彼だけしれっと「本当にテニスをしていない」という可能性があり得るのではないだろうか。そんな不安をかきたてる良キャラだと思います。
 あと、よくよく考えてみたらクラウザーさんて、「どう考えても噛ませ犬ポジションで登場しておきながら蓋を開けたら赤也を半殺し」という点でみんな大好き田仁志様と似た活躍をしているんですよね。いつの間にか自分が妙にクラウザーさん好きになっていることには気づいていましたが、そのあたりが理由でしたか。
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 それから、第3話のサブタイトル『高校生の実力』にはどうかと思いました。今回示された高校生の実力=「眼を合わせた相手の身体の自由を奪う」ですよ。心の一方ですよ。初心に帰って突っ込みますけど、「テニスやれ」ですよ。