武装錬金は武装錬金の名前がひどいよね。
「ハンターハンター様の居られぬジャンプなど、私、堪えられませんわ!」
「あんな男、ネテロ会長のまるでレーザー測量で作成した地形図のごときツラの皺を書くのに二週間も費やすような男、忘れなさい!」
「いややもん、ウチはハンター様がいいんやもん」
「ケーキがないならパンを食え」
ハンターは無くとも今週のジャンプは粒揃いでございました。それでは感想ゴー。
◆テニスの王子様
「見ろアレは…切原のあの時と同じ状態!?」
ってええ! あのオーラって物理的に見えるものだったの!?
「むう……。ワシらに見ることはできんが、恐らくあの二人の間では凄まじいイマジネーション・バトルが繰り広げられているはずじゃわい!」(武藤双六・談)
……的な、漫画表現の一環としてのものではなかったのか!?
あのオーラが見えるというのは何というか、集中線だとか効果音の書き文字だとかが登場人物に見えている、それに等しい現象だと思うのですがどうか。
この圧倒的不自然のせいで、「だが…まだ若すぎる」と中三が宣ったりとか、『無我の境地』をスーパーサイヤ人のように出したり引っ込めたりできるという状況があまり気にならなくなるというのだから、これはある種の麻酔のような役割を果たしているといえます。ダカラ『ドーダコーダ』言ウワケデハナインデスガ(定番)
◆武装錬金
ドクトル・バタフライからマスター・バタフライへ! 博士から修士へ! ちなみに学士はバチェラーです。洋モノエロ雑誌の名前と同じですね。
パピヨンが出張るとこの漫画は本当に楽しくなります。殊に「その名で俺を呼んでいいのは〜」モードに入ると熱くて熱くて堪りません。ことほど左様に我々は『対立する親友』の関係に弱いわけです。
ともあれ、続きそうで何より。全国のチビッコたちが武装錬金ごっこに興じる世の中になるまで僕は死ねない。
◆BLACK CAT
「次が最後の一発だ オレの全ての力をこの一発に込める」
「オレん中の全部の力よ集まってくれ ありったけの力でこの一発うちてーんだ」
「二度とうてなくなってもいい……! オレはくたばってもかまわねェ!」
「いい目だ そんな目をして挑んできた奴の屍を乗り越えてオレは勝ってきた」「そんな時は相手がどんなに弱くても全力を出したよ」「そして今ならかつてない力が出せる!!」
「フルパワー100%中の100%!!!」
……っていっけねー。これブラックキャットじゃなくて幽遊白書のVS戸愚呂弟戦じゃないかー。てへへ失敗失敗☆
◆ピューと吹く!ジャガー
二十歳を過ぎて何年も経つのだから、僕もいい加減笑いを咳でごまかしながらコンビニから出るのは止めようと思った。