お前のいる場所は、既にユークリッドが2300年前に通過している
ある日、中島らも氏が電車に乗っていると、一人の老人(60歳くらい?)が連れに向けて熱弁しているのが聞こえてきたそうです。
「ワシはこの年になるまで一切勉強というものをしたことがない、だが一念発起してこれから数学を勉強することにした。この年からでも達成できることがあるってことを証明してやる。目標は最大の素数を見つけることだ!」
その問題は紀元前300年には解決している──。
中島らも氏は何も言わず、次の駅で電車を降りるのでした。
らもファンの友人から聞いたエッセイにこんな話があったのを、昨日の話を書いてたら思い出しました。『ガダラの豚』はいまいちだったけど、『明るい悩み相談室』はとても楽しかったと記憶しています。
遅まきながら、God speed らも。天国は大麻フリーでありますように。