ちなみに『リーグ・オブ・レジェンド』は評価:【C】
BSで『名探偵登場』(1976年、米)を鑑賞。
以前『リーグ・オブ・レジェンド』を観たとき、これの名探偵版とか創ったら楽しそうだなーとか思ったものですが、なんと30年も前にやられていました。僕がぱっと思いつく程度のことは大体昔の人が既にやっている。前々から思っていたが、昔の人はただ者ではない。
さて、リーグ(以下略)がヒーロー達の元ネタを知らないとどうしようもない映画(知っててもどうしようもないという説もあるが)だったのと同じように、こちらも名探偵の元ネタを知らないとポカーンになる恐れが高いです。というか僕はポカーンでした。
出てくる名探偵は五人。うち、僕が拾えたのはエルキュール・ポワロとミス・マープルの二人のみ。サム・スペードは辛うじて名前だけ知ってるものの、残りの二人に至ってはさっぱりです。つーかなんでホームズを出さないんだ! リーグにも出て来なかったし(モリアーティ教授は出しておきながら!)。やっぱホームズは特別権利関係が難しいんですかね。
折角出てるピーター・フォークがサム・スペード役なのも謎。コロンボ役だろ! 絶対!!
評価:【C】
さて、怒っていても仕方ないので、ここは一つ建設的にヲタク妄想を逞しくしてみる。
この映画を和製ミステリ縛りでやるとしたら、誰を使うべきか──?
◎明智小五郎(江戸川乱歩)
これは確定でしょう。最近乱歩ブームみたいだし。映画を創る上での最低限のマナーとして、二人くらいは誰でも知ってる探偵をいれたいところ。
△金田一耕介(横溝正史)
そういう意味では彼も良い筈なんですが、如何せん彼に対する思い入れが僕にありません。
○古畑任三郎(三谷幸喜)
有名どころとしてはこっちを押します。が、田村正和の老齢化が心配。
◎御手洗潔(島田荘司)
これはいれないと許されない。キャラ萌え探偵のハシリ。
△中禅寺秋彦(京極堂)(京極夏彦)
映画化決定、飛ぶ鳥を落とす勢いなのだが、正確には探偵ではないので迷う。
◎榎木津礼二郎(同上)
探偵というならこっちか。彼の能力は工夫しないと事件を二分で解決してしまうので扱いに注意が必要。
×犀川創平(森博嗣)
色々とあり得ない。というか僕が観たくない。
◎瀬在丸紅子(同上)
同じく観たくないが、紅一点ということで起用の可能性は高い。森博嗣は金になる仕事あっさりOKしそうだしなー。
◎朝永嘉夫・鞠小路鞠夫(我孫子武丸)
人形シリーズ。キャストはもちろんいっこく堂。知名度では劣るが、大変映像映えする。
◎メルカトル鮎(麻耶雄嵩)
こういう色モノが一人二人いると一気に画面が締まると思います。
◎九十九十九(清涼院流水)
《あまりの美しさに、観る者全てが気絶してしまう》容姿を持つ探偵。
誰が演じるのか、という問題はサングラスとCG処理でカバーできる。多分。
×ルンババ12(舞城王太郎)
ちとキャラが弱いか。
×火村英夫(有栖川有栖)
好きじゃないんで。
×法月綸太郎(法月綸太郎)
ネガティブな意味で格が違う。結構好きなんだけども。
×金田一一
そういうの求めてないんで。
×江戸川コナン
そういうの求めてないんで。
×探偵少年Q
しんがぎん先生亡くなってるんで。
リーグと同じ七人制ならば、
明智・古畑・御手洗・榎木津・紅子・朝永・九十九十九
という感じでしょうか。
古畑だけニュアンス違うこと(元々映像作品)を気にするならば金田一耕介をコンバート。
……んー、チームプレーのできなさそうな連中だなー。