年越しいたスト / いただきストリートSpecial

 結局初詣には行きませんでした! だって雪が降ってるんですもの。予想の三倍は寒いんですもの。仕方ないので、代わりに『ドラゴンクエストファイナルファンタジーinいただきストリートSpecial』(長い)を購入、友人宅でいたスト大会を開催。それで以って年を越すことに決める。
 大晦日の夜七時に試合開始。プレイに支障をきたすためアルコールは控えめで。まず手始めにフリーモードを十二時間、そこで一人が睡魔さんに敗れて気絶したためトーナメントモードに切り替え、相談しながら六時間。睡眠二時間。起きて再びフリーモード五時間。さすがに疲れたので帰宅。気づけば年が明けたどころか元日も終わろうとしていた。初夢を見た覚えはない。
 とりあえずハーマイオニー……じゃなかったムーンブルクの王女たんの萌えキャラっぷりに一転がり、ドラクエ5主人公・ビアンカ・フローラの不穏三人組に二転がり。カンダタを出すのも大変正しい。FFは――って7より前はなかったかの如き扱い。8以降なんて知らないんだよなあ。7のキャラも別に使いたくならないし……と思ってて気づいた。FFの、特にプレイステーション後のキャラクターは三頭身ポリゴンにされても全然可愛くないのだ。だから使う気にならない。一方、ドラクエのキャラクターは元々二〜三頭身世界の住人であるため違和感がない。デフォルメの度が合っている、とでも言うか。
 つまり、ゲームにおけるキャラクター描画法には二頭身ドット絵、三頭身ポリゴン、八頭身ポリゴン、八頭身CGなど様々あり、各キャラクターはそれぞれが登場するゲームの描画方法にて最も見栄えがするように造形されているわけだ。いたストSPにおいて用いられるのは三頭身ポリゴンだが、その様式に書き換える際にはこのサイズに応じた大胆なデフォルメをしなくてはならない。具体的に言えば、三頭身にするのであればまず美形にするのは諦めた方が良いのだ。そこらへんの匙加減を読み違えると、デフォルメし切れていない気持ちの悪い三頭身キャラが生まれる。注意しなくてはならない。