若いうちに自殺したって死なんて利用できないし

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

 西尾維新クビツリハイスクール』読了。
 前回(『クビシメロマンチスト』感想)、ちょっと誉めたと思ったらもうこれかい。単調なスタンドバトルの連続にやっつけ説教。その挙句に「この作品には何のテーマもありませんよプススー」というご丁寧なあとがき。
 ……うわ、なんか居た堪れねえ。読んだ俺がかわいそう。つまらないブギーポップとでも呼べばよろしいか?
 ただ、恒例の『一つは誉めておけメソッド』を使わせていただくと、最後に明かされるヒロイン・紫木一姫の言葉使いに関する事実、あれは笑いました。「萌えキャラなんて、現実にいたら異常者だよ」を逆手に取ったジョーク。好きだね、こういうの。
 
 評価:【C】
 
 さて、【C】以下を二回記録した時点で、そろそろ見限りを検討し始めるのが常道なんですが、友人曰く、「そこ(『クビツリ』)が底辺だから安心してくれ。『サイコロジカル』も少し怪しいけどクビツリよりはだいぶマシなはず。我慢するんだ!」とのことなので、我慢しようと思います。