年以外に明けるものなし

 ロケンローの祭典で年を越してその足で親戚まわりして京都風の甘い雑煮食ったりして。形ばかりの初詣をして家帰って数日振りに自分のベッドで寝たら首を痛めたりして。年が明けると気が滅入るのはなぜか? 修論を書かねばならないからだ。決まってる。決まってるから考えない。今年のことなど考えない。去年のことを言えば鬼は笑わないのだろうか? まあ、鬼に笑われるよりも人に笑われる方がよっぽど怖いよ。なんだそりゃ。
 じゃあまず29日。29日は結局、syrup16gフジファブリック→ピーズ→スパルタロ−カルズ→奥田民生アナログフィッシュELLEGARDENKen Yokoyamaスカパラsyrup16gはMC超やる気なかった。フジファブリックは普通にえがった。ピーズはドラムがもしやと思ったらピロウズの人だった。スパルタは暑苦しくも格好良かった。民生は昨年以上にまったりだった。アナログフィッシュは人多すぎだった。ELLEGARDENはメッセの地面が揺れててびびった。ハイスタの人は外人いじりすぎだった。スカパラはすごい足踏まれた。
 30日は一日寝てた。三日連続で行けるほど僕はロケンローではない。キリンジは観たかったが。
 31日は真心ブラザーズエレファントカシマシART-SCHOOLBRAHMANPUFFYくるり忌野清志郎→髭→LOST IN TIMEBEAT CRUSADERSDOPING PANDA。真心はスピードと素晴らしきこの世界、エレカシはデーデとガストロンジャーが嬉しかった。ART-SCHOOLはボーカルの人の髪型がブチャラティだった。ブラフマンは呆然とした。PUFFYは懐かしさが炸裂した。くるりは普通だった。清志郎さんの頃に一回限界が来て寝た。髭は拾いものだった。LOST IN TIMEは女々しかった。BEAT CRUSADERSは足つりそうだった。そしてドーピングパンダはとにかく素晴らしかった。MVP。
 
 ところで。
 私は年に二、三回くらいこの手のフェスなりライブなりに行き、その都度そこそこ楽しませてもらっているのだが、しかし、毎回『最強伝説黒沢』第一話のような心持ちになるのも確かなのである。「所詮は他人の祭り」というあれだ。これは忘れようと思えば確実に忘れられるものなのだが、忘れたらとてもマズいことになるような気もしている。というかさ、ロケンローと『一体感』てまるで相容れないものなんじゃないのか。なんで皆さん、仲良く踊ってらっしゃるの?
 なんか新年早々わけのわからない日記になってきた。古畑観る。