思い出し読書感想文 / 山田詠美『ぼくは勉強ができない』

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

 内容に関してはid:nand:20060315を各自参照のこと。そもそもの話、今さら山田詠美なぞに手を伸ばしたのはこの文章を読んだが故。
 時田秀美も我々も、『世間』なるものを敵視しているという点では変わらない。
 しかし、時田秀美にとっての世間とは我々のことであり、我々にとっての世間とは時田秀美のことなのであった。毎度お馴染みの絶望である。
 
 評価:【C】