ちなみに腕力ミステリの王様は島田荘司 / 三津田信三『凶鳥の如き忌むもの』

凶鳥の如き忌むもの (講談社ノベルス)

凶鳥の如き忌むもの (講談社ノベルス)

 傑作首切りミステリ『首無の如き祟るもの』(感想:http://d.hatena.ne.jp/rindoh-r/20071017/p1)の前作にあたる、『○○の如き××もの』シリーズ第二作。シリーズ中これだけ講談社ノベルス。なぜだ。
 全体的に見れば取り立ててどうというところのない凡作、京都系幼女の舌っ足らずな語り口萌え〜くらいであろうが*1、ただ一点、人間消失トリックの気宇壮大さには目を見張るものがある。「ミステリは腕力」系。
 評価:【B】

*1:魔法先生ネギま!』でいうところのこのかお嬢様である。うむ!