《誰を呼ぶ? ブラザーズ・グリム!》

 そういうわけで『ブラザーズ・グリム』を観てきました。
 『グリム童話で有名なかの兄弟は実は自作自演の悪魔祓いで無知蒙昧な農民どもから金品を巻き上げるペテン師であったが、ひょんなことから本物の魔女退治に挑戦することになってしまうのであった。』百字であらすじを書くならそんな感じ。
 各所で散々な言われようだし、実際アメリカでは大コケだった(殊能先生情報)らしいけど、僕としては普通に面白かったですよ。これはおそらく無欲の勝利。僕は『未来世紀ブラジル』を観ていないし、『12モンキーズ』もまあ普通かな、程度の感想でした。つまり、テリー・ギリアムの名にとりたてて期待もしなけりゃ気負いもないんですよね。映像は綺麗だし、細かく笑いどころはあるし。それで十分ですよ。
 
 評価:【B+】